今の日本企業の体質と戦時中の帝国陸軍の体質の共通点とは?

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日本の会社の体質を考えているとふと思いついたことがあります。

昨年、電通の女性新入社員が自ら命を絶った事件が繰り返し報道され、そのたびに「働き方改革」だの「長時間労働」だの言われているわけですが、それって日本の企業が昔から変わっていないということです。

何を当たり前のことを言っているのか、と思われるかもしれませんが、「昔から」というのが、戦後日本が高度成長を遂げるよりもはるか前だとしたらどうでしょう。

つまり、太平洋戦争中の日本の帝国陸軍と今の日本企業の体質を比べてみたら面白いことがわかるんじゃないかと。

日本の帝国陸軍は、かつてアメリカ軍からは恐れられていたことがあります。

狂信的ではあるが、天皇を神と信じ、お国のためなら命も惜しまない捨て身の攻撃は、合理的な戦い方をモットーとするアメリカ軍からは脅威だったと思います。

最終的には「万歳アタック」で命を捨てて攻撃してくる様は、まさに理屈では説明できない代物であると。

何を言いたいかというと、今の日本のサラリーマンも同じような状況に陥っているのではないかということ。

会社のために命を削り、時間をささげ、健康を害しても働き続ける。

会社のために「万歳アタック」。

そして最後は、KAROUSHIです。

電通の事件は、まさに帝国陸軍と日本企業の体質が変わっていないことの証左とも言えましょう。

その一方で、日本帝国陸軍の「司令官級」(今でいうと経営層)は無能な人材ばかりだった思います。

インパール作戦で10万人以上もの日本兵を死なせた事案を思い浮かべれば容易に理解できます。

将軍クラスには組織をマネジメントできる優秀な司令官がいなかったため、次々と兵士が死んでいく。

今の日本の大企業も、末端レベルは仕事熱心で自ら顧みず働いても、経営層、管理職クラスは組織のマネジメントができないため、部下がつぶれていく一方。

今では戦闘で死ぬことはなくても、メンタルヘルスで長期休暇になってしまったり、うつ病で自らの命を絶つことになったり、結果は同じようなものです。

今ですと、パワハラがひとつのキーワードになっていて、長時間労働の背景には、無駄な仕事の発注、理不尽な叱り、高圧的な態度のあるクラッシャー上司の存在があります。

これは、帝国陸軍でいうところの司令官であり、戦争の時代から日本の組織の本質は何も変わっていなかったということです。

悪しき日本企業の体質を変えるには、相当な時間がかかると思います。

特に組織の構成員である社員の性質、なかんずく管理職の体質はなかなか変わらないでしょう。

何故かというに、自分らも厳しい指導、理不尽な扱いを受けて企業戦士として戦ってきたからです。

そのパワハラ的な振る舞いを部下にも施すことで、部下が育つを信じ切っている日本企業の管理職が絶滅しない限り、電通のような事件は起き続けると思うのです。

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