月末の金曜は午後3時退社 個人消費喚起へ「プレミアムフライデー」構想

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2016年8月13日の産経bizからです。

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個人消費を喚起するため、政府や経済界が月末の金曜日の午後3時に退庁・退社し、夕方を買い物や旅行などに充てる「プレミアムフライデー」構想を検討していることが12日、分かった。経団連は政府に先行して、10月にもプレミアムフライデーの実行計画を策定する方針だ。
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政権の公約にある働き方改革

日本のサラリーマンは、長時間労働が問題視され、ブラック企業、ブラックバイトなど、働き方自体が社会問題化しています。

ブラック企業なんかは人権無視の不法行為をしているわけですから論を待たないまでも、大企業や官公庁でも残業ありきの働き方に一石を投じようというのが今回のニュースなわけです。

与党としても、働き方改革は公約の目玉のひとつとして掲げていました。

GDP600兆円を目指すだけでなく、国民の幸せという観点からも働き方改革を進めるのは良いことと思います。

プレミアムフライデーは昔で言うところの土曜日扱い

今の若い方は知らないかもしれませんが、昔は土曜日も勤務でした。

学校もそうですね。

土曜日は午前中だけでて、午後は休みになります。

それが今回は金曜日も15時からですが、帰宅させようという話です。

それでもって、余暇を増やし消費を活発化させるという魂胆ですがどうでしょう。

土曜日を完璧に休日にしても、結局のところ、消費が増えたのかどうか検証したという話は聞かないのですが、どれだけの効果が有るのか興味のあるところです。

月末の金曜は午後3時退社 個人消費喚起へ「プレミアムフライデー」構想

金曜日が15時あがりなら旅行をしやすい

例えば、定時が6時半とか6時の会社があったとすると、金曜、土曜の1泊2日の旅行は厳しいです。

土曜の朝に出発して、日曜に帰宅。

そして、疲弊したまま、月曜日の出勤を迎えてうつになる。

でも、これが15時定時ですと、金曜、土曜の1泊2日旅行で、日曜日を休日にあてこむことが可能です。

こういった意味からも、個人消費を活発化させる可能性を秘めていると思われます。

発想は良いがGDPは増えたりしない

アベノミクス第2章の目玉ともいうべき600兆円のGDPの達成ですが、今回の施策が貢献するかと言うと、「貢献はしても達成にはほど遠い」感じでしょうか。

なぜなら、GDPは国民が稼いだ給料(付加価値)の合計と言ってもよく、人口減の日本では、減れこそすれ、増えることはありません。

毎年、数十万人減っているわけですから、毎年、中規模の地方公共団体が消滅しているといって良いわけです。

それを補うだけのGDPはとんでもなく大変な労力が必要なわけです。

かといって一人当たりのGDPはサービス業の多い日本では、ルクセンブルグのように一人あたり1000万円なんていかないわけです。

国民の幸せの観点から、今回の方針は大賛成なわけですが、経済に目を向けると支えになっても、GDP向上の牽引役にはならないわけです。

藻谷公介氏の「デフレの正体 経済は「人口の波」で動く」( (角川oneテーマ21) 新書 2010/6/10)を読み直すと、GDPにこだわっても仕方ないんじゃないかと気づくなんですがね。

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